チェンソーとはどんな機械? 特徴と用途をチェック
チェンソーは木材の伐採を行う電動式またはエンジン式の機械です。自ら操作してカッティングを行うため、安全に十分注意して作業をしなければなりません。
木材の伐採や加工などに欠かせない工具「チェンソー」は、林業などで主に扱われていますが、実際の用途はさまざまです。
ここでは、チェンソーの特徴や用途などについて詳しく紹介します。
チェンソーとは?
チェンソーはどんな機械なのか、その特徴と用途についてみていきましょう。
チェンソーの特徴
チェンソー(チェーンソー)は、電動モーターやガソリンエンジンを原動力として動作する機械です。
カッティングを行う刃が連なった鎖の形をしており、それらを高速で回転させることで、効率良く木や竹などを切断することができます。
動力源はエンジン式・充電式・電源式の3種類から選べるほか、形状や安全装置の取り付け場所、重さ、持ち運びのしやすさなどに違いがあります。
人力と違って高速で駆動させる機械なので、ノコギリよりも短い時間で対象物を切断することが可能。そのぶん取り扱いに注意が必要で、電源の入れっぱなしや対象物との距離に注意しなければなりません。
チェンソーには軽量・小型の製品もあり、誰でも持ち運びができますが、刃がむき出しになっているため安全への配慮がもっとも重要になります。
チェンソーの用途
チェンソーは、硬い性質の対象物を切断するために使われます。主に木材に対して用いられますが、竹・氷・コンクリート・肉(精肉業など)などにも用いられます。
廃棄・解体・運搬などを目的として対象物を手頃な大きさにカットしたり、芸術(アート)のために用いられることもあります。
チェンソーは誰でも使える?
チェンソーは対象物に合った駆動力の機器を正しく使うことで、作業を安全に行うことができます。
スイッチを入れれば(始動すれば)すぐに駆動するので動作自体は難しくありませんが、誤って自分や他の対象物を傷つけるおそれがあり、チェンソー自体が跳ね返ってくる「キックバック」のリスクもあるため、チェンソーに関する知識を十分に身につけなければなりません。
初めて使用する場合は扱いに慣れた人から指導を受けるほか、業務で用いる場合は講習会への参加または「チェンソーによる伐木等特別教育」を受ける必要があります。
安全に最大限配慮して取り扱う
チェンソーは人間の扱う鋸以上に危険な威力をもつ機器なので、体を守る装備を身に着けて作業をすることが理想的です。
正しい取り扱いの知識を身につけたうえで、周囲の安全にも配慮しながら作業を行ってください。