冬はもうすぐ – 寒い季節に向けたサッカーフィールドの整備

散乱物を片付ける

サッカーフィールドの場合は言うまでもありませんが、最初に傷んでいるエリアや芝生がはげているところの手入れを行います。次に、置かれたままになっている物がないことを確認します。冬期や降雪時の芝生の上に何かが置かれたままになっていると、その重量によって大きなデッドスポットが発生することがあります。春になると、その箇所の芝は発育不全になり、他の部分よりもまばらになります。念のため、冬の間は芝生を時々掃いてください。

最後の刈り取り

シーズン最後の刈り取りは、最も重要な作業の 1 つです。冬の間は芝の成長が止まるため、シーズンの最後の刈り取りでは、芝を通常より少し高くしておく必要があります。芝が高いほど、より多くの日光を吸収することができますが、長すぎるままにしておくと芝の茎の根元に光が届かなくなり、黄色に変色する可能性があります。

通常の芝刈りで 25 mm の高さに刈り取っている場合、最後の刈り取りは 30 ～ 35 mm 程度にしておきます。Automower™ の刈高の設定を変更して、適切な長さに刈り取ります。

「通常、気温が 7 ℃未満になると芝が成長しなくなるため、シーズン最後の刈り込みをいつ実行するかを計画する際には、常に天気予報を確認しておくことが重要です」と Simeon Liljenberg 氏は述べています。「また、刈り取り前にロボット芝刈機の刈刃を交換することも重要です。これは、刃先の鈍ったブレードで刈り取ると芝の先端が傷ついて、芝がもろく弱くなり、雪が降った場合に真菌の増殖などに対する耐性が低下する可能性があるためです」

施肥を忘れずに

これからの気温が季節に芝生を最高の状態にするためには、施肥を行う必要があります。そして、使用する肥料を正確に判断するには、注意深い調査が必要です。土壌サンプルと搾汁液分析は、芝生の栄養レベルを判断して、最良の効果を得るためには何を追加する必要があるかを知るために役立ちます。

ツールの手入れ

ピッチの準備が十分整ったことを確認したら、次はツールを冬期保管するための準備を行います。ロボット芝刈機を冬期保管する前に、適切なサービスを実施してください。サービスはご自身で行うか、またはハスクバーナの販売店にお任せください。ハスクバーナのサービス技術者は、ロボット芝刈機全体（チャージステーションと電源ユニットを含む）を分解して、完全に清掃します。また、動作チェック、センサー、電子機器、ブレードの調節、ソフトウェアのアップデートなどを行います。サービス技術者は、問題を引き起こしたり、ロボット芝刈機の内部に湿気を閉じ込めたりする可能性のある内部の芝と汚れをすべて取り除きます。

芝刈機をご自身で整備される場合は、取扱説明書の指示に慎重に従い、次のシーズンに向けて可能な限り最善の方法で Automower™ を整備してください。

あとは、冬の日々を楽しみながら快適に過ごし、春の暖かい日差しが戻ってくるのを待つだけです。