世界伐木チャンピオンシップ種目別で金・銀メダル獲得！ 日本選手団として史上初めての快挙達成！

枝払い競技中の岡田望選手

接地丸太輪切り競技中の髙山亮介選手

本大会には、 ヨーロッパを中心に20カ国、合計93名の選手が参加し、5種目 (伐倒、ソーチェン着脱、丸太合せ輪切り、接地丸太輪切り、枝払い) の個人種目およびリレー種目の団体戦にて、熱い戦いが繰り広げられました。

総合優勝を飾ったのは、オーストリアのMathias Morgensterm 選手、 総合得点1673ポイント、準優勝はノルウェーのOle Harald L. Kveseth選手で、総合得点1670ポイントを獲得しました。国別対抗では、オーストリアチームが4955ポイントを獲得し総合優勝となり、スイスチームが4825 ポイントで準優勝を果たしました。日本チームは、開催国エストニアに 続く第6位入賞 (総合得点4770ポイント) という成績を収めました。

日本代表として出場した岡田望選手 (青森県・ウッドホープ株式会社/Husqvarna 572XP®使用) は、女性クラスの丸太合せ輪切り競技で 金メダルを、また髙山亮介選手 (長野県・有限会社矢守産業/Husqvarna 572XP®使用) はU-24 (ジュニアクラス) の同競技で銀メダルを獲得しました。日本人選手がWLCにてメダルを獲得するのは史上初の快挙です。

エストニア大会にて日本選手団のチームリーダーを務め、2010年の クロアチア大会よりWLC競技の普及活動に携わってきた秋田貢氏 (青森県森林組合連合会) は次のようにコメントしています。「ハスクバーナが 日本林業の安全作業向上のためにWLC競技を取り入れ、長きに渡り尽力してきた結果と思います。今回、後輩が表彰台に上るという大きな目標を達成してくれました。ハスクバーナグループとハスクバーナ・ゼノアの皆様には心より敬意を表し、感謝申し上げます。」

ハスクバーナ・ゼノア (株) は、ハスクバーナプログラムとして、 これまで日本国内の林業大学向けにJLC/WLCの競技を用いた安全教育を提供してきました。髙山亮介選手は長野県林業大学校にて、ハスクバーナプログラムを受講した第一期生で、この度、林業大学の卒業生が初めて世界の舞台でメダルを獲得しました。これは日本林業の発展においても大きな意味を持ちます。

日本代表として歴史に残る快挙を成し遂げたお二人の活躍を祝福するとともに、またWLC / JLC を通し、林業における世界レベルのチェンソー技術および安全作業が浸透し、林業の社会的地位向上につながるよう、今後も選手のサポートを続けて参ります。

●ハスクバーナチーム 日本選手 競技結果詳細

岡田望選手
ソーチェン着脱94ポイント / 丸太合せ輪切り162ポイント / 接地丸太輪切り221ポイント / 伐倒573ポイント / 枝払い356ポイント、合計1406ポイント
(総合第4位, 種目別 <丸太合せ輪切り競技> 優勝)

髙山亮介選手
ソーチェン着脱128ポイント / 丸太合せ輪切り196ポイント / 接地丸太輪切り237ポイント / 伐倒635ポイント/ 枝払い380ポイント、合計1576ポイント
(総合第9位 種目別 <丸太合せ輪切り競技> 準優勝)