チェンソーの目立てに使う道具と手順
チェンソーの切れ味を保つために行う目立てでは、事前にデプスゲージを計測し刃に合ったサイズのヤスリを用意します。同じ場所から一定に目立てを行うことがポイントです。
「目立て」とは、チェンソーの刃をヤスリで研ぐ作業のことです。包丁やハサミと同じく、チェンソーの刃も作業を繰り返すことで丸みを帯びてきて、切れ味が悪くなります。
ここでは、チェンソーを目立てする際に必要な準備と方法、目立てのコツについて紹介します。
チェンソーの目立て方法
チェンソーの目立ての方法について、事前に準備する道具も含めて詳しくみていきましょう。
目立てに使う道具
チェンソーの目立てには、安全を守るためのグローブ(または厚手の軍手)をはめて、「デプスゲージ調整ゲージ(デプスゲージジョインター)」と呼ばれる特殊な器具を使い、刃に合ったヤスリを用意します。
デプスゲージジョインターはチェンソー刃のデプスゲージ(対象物を切る深さ)をはかる器具なので、必ず正しい高さをはかってから平ヤスリをかけるようにします。
ヤスリは最適な太さの丸ヤスリと平ヤスリの2種類を用意し、細かい木くずや油汚れを払うために古い雑巾なども用意します。手動で目立てをします。
次にヤスリのサイズをチェックしましょう。チェンソーの取扱説明書には、製品ごとにヤスリの最適な直径が書かれています。そちらを先に確認して、適したサイズのヤスリを手に入れましょう。
破損・傷の確認
チェンソーのドライブリンクが曲がっていないか、ドライブリンクが磨耗・破損していないかをチェックし、次にカッターやタイストラップの破損を確認します。
リベットにゆるい部分や摩耗、破損箇所がないかも確認してください。万が一故障や破損があった場合は、部品の交換やチェーンの交換が必要です。
目立てのコツ
次に、チェンソーの目立てのコツをみていきましょう。
カッターの固定
カッターがぐらつかないように、目立てクランプをガイドバーに装着して固定します。
同じ場所から目立てをする
砥ぎ始めの場所を決めてから、丸ヤスリを目立ての角に合わせて砥ぎます。全体の刃の長さが均一になるようにします。使用限界値になった場合は交換します。
定期的なメンテナンスが大事
チェンソーは寿命がくるまではこまめにメンテナンスを行って、大事に使いましょう。
※YouTubeやチェンソーマニュアルを参考にしてください。
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