チェンソーの安全要件
チェンソーを使用する作業は、危険な業務となることがあります。しかし、いくつかの基本的な推奨事項に従えば、危険な状況を解消して目の前の作業に集中することができます。
開始する前に |
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チェンソーを使い始める前に、厳守すべき事項が複数あります。一人で作業する場合は、次のルールを念頭に置いてください。
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1.チェンソーの安全装置
必ず、作業に適した衣服と装置を着用してください。どのチェンソーにも、法律で定められた複数の安全機能が装備されています(ファクトボックスをご覧ください)。ほとんどのハスクバーナ チェンソーには、右手でいつでもチェンを停止できる TrioBrake(トリオブレーキ)TM というシステムが装備されています。
チェンソーによる最も一般的なけがは裂傷です。これは「皮膚を損傷する負傷」であり、場合によっては切り傷やギザギザになった傷も含むと拡大解釈されます。厳密に言えば、細胞がチェンで引き切られたときに生じる負傷です。
適切な装置を着用することで、多くの負傷を防止できます。衣服については、機能するものと機能しないものが国際規格に明記されています。ハスクバーナのチェンソー用防護服はすべて、必要に応じて該当する欧州および国際規格に従って試験され、認証を取得しています。ただし、場所に関係なく、次のものを必ず着用してください。
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2.「現場の安全」に関する計画
作業現場に到着したら、伐採の計画を立てます。まず、伐採しようとしている木から身長の 2~3 倍以上の距離内に誰もいないことを確認します。木を調べて、腐敗や亀裂による損傷がないか確認します。木は傾いてますか?今後の作業を念頭に置きながら、伐倒方向を考えましょう。
3.伐倒の方向
ほとんどの木には、自然な伐倒方向があります。これは、木の傾き、枝の形状、冠雪荷重(雪で覆われた枝)の影響を受けます。木の傾きが不確かな場合は、少し離れた場所に移動し、振り子で確認します。
ある程度は、自然な伐倒方向に逆らって木を強制的に伐倒できますが、知識、経験、正しい伐倒補助具が必要です。枯れた木や腐朽した木などの弱い材木は、重心に逆らわずに伐倒してください。
4.チェンソーの操作
最後に、チェンソー操作に関するヒントを紹介します。適切な技術を使用することで負傷の危険性や負担を減らすことができます。
- 親指で握る 親指とその他の指でハンドルを包むように持ち、左手の親指をフロントハンドルの下に保持することで、キックバック発生時の力を軽減します。
- 身体に近づけて持つ チェンソーを怖がらないでください。身体に近づけて持つとバランスが取れ、より正確に扱うことができます。
- 位置 最適な作業位置は、左脚を右脚よりも前に出し、背中ではなく膝を曲げた状態です。
- チェンを止める 別の場所に移動するときは、チェンを絶対に回転させないでください。
- 安全距離 チェンソーを使用しているとき、3 m 以内に誰もいないことを確認してください。
チェンソーの安全機能とその意味 |
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チェンソーの安全に関する 2 つのヒント |
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