19. オノのメンテナンス方法とポイントをチェック!
オノは、頭~刃の部分は錆びつきを予防しながら定期的に刃を研ぎ、ハンドル部分も油を塗っておくことで長時間美しい状態が維持できます。
森林作業に欠かせないオノ(斧)は、手動での伐採作業やアウトドア、薪作りに活躍するツールです。ただし金属でできているため、錆びつきや欠けなどには日ごろから注意したいところ。
ここでは、オノをメンテナンスする方法について詳しく紹介します。
オノのメンテナンス方法
オノのメンテナンス方法について詳しくみていきましょう。
刃のメンテナンス
普段から刃をきれいに研ぐようにしましょう。定期的に研ぐ習慣をつけておけば、次回刃を研ぐときに時間がかからず手間が省けます(薪割り用のオノは鋭く研ぐと逆効果になる可能性もあるため、種類に応じて刃を研ぐようにしましょう)。
また、繰り返し硬いものに刃を当てていると刃こぼれを起こすので、荒い砥石(#220程度)を使って欠けたところを平らにしましょう。
包丁と同じように刃を磨ます。仕上げ用砥石(#1000程度)を刃の角度に合わせて置き、まんべんなく研ぐのがポイントです。
刃をきれいに全体を研いで完成です。
日常のメンテナンス
オノの頭部分は作業を重ねるほどにヤニやシブがついて汚れてきます。自然の木々から出るヤニは、簡単に落ちない汚れとなって付着し、作業効率を下げることがあります。
そのため、ヤニやシブを効率良く落とせる刃物クリーナーを使います。頭の部分(刃全体)に液を吹きつけて、数分そのままにしてから乾いた布で拭き取ります。
頑固な汚れは簡単に落ちない可能性があるため、吹き付け→放置→拭き取りのプロセスを何度か繰り返しましょう。
オノは湿気の中に置いておくことで錆びつきが発生します。オノを使っていないときは湿気を避け、風通しの良いところで頭の部分にワックスなどを塗っておくと良いでしょう。
ハンドル部分のメンテナンス
オノの刃だけではなく、ハンドル部分にもメンテナンスが必要です。油性ワックスまたはアマニ油などの植物油を軽く塗って拭き取ることで、握りやすさが維持できます。
※料理に使われる菜種油や大豆油はベタベタ感や酸化後のにおいが残る可能性があるため、植物油を使う場合は注意が必要です。
定期的なメンテナンスで長持ちさせる
オノの刃は鋭く研がれている必要がありますが、アイテムによっては刃を研ぎすぎないほうが良い場合もあります。種類に応じて最適なメンテナンスを行うようにしましょう。